和大産学連携通信 No8(2017,7月号)
公開日 2017年07月01日
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目次
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1.NEWS
5.編集後記
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a)?「イノベーション?ジャパン2017大学見本市」和歌山大学 出展(東京ビッグサイト) 開催
【日時】平成29年8月31日(木)9:30~17:30 9月1日(金)10:00~17:00
【場所】東京ビッグサイト(東京国際展示場)東展示棟
2017年8月31日,9月1日 東京ビッグサイトにて「イノベーション?ジャパン2017大学見本市」が開催されます。和歌山大学から教育学部 山口真範 准教授(ライフサイエンス)が『シーズ展示』を致します。興味をお持ちの方は是非ご来場ください。来場できない方にはご連絡いただければご相談に応じます。(liaison@center.wakayama-u.ac.jp)
詳細はコチラをご覧ください。(リンク切れ?)
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「各種産業利用を目指した糖鎖の開発」??教育学部 山口真範 准教授
本技術シーズは、有機合成法に必要なステップである官能基の保護?脱保護が不要であり、大幅な作業工程の削減と時間の短縮を可能とする次世代型合成法を開発したものである。本技術は、合成段階数を大幅に減じることが出来る。また合成後に行う単離作業においても有機溶媒は微量しか使用しない。合成を行う人の作業時間は全行程トータル時間として10分未満で、反応待ち時間をいれても3日間にて糖鎖の合成が完結する。また熟練した技術は不要であり糖鎖合成の自動化の基盤技術となり得る。
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b)?鳥取大学と合同技術発表会開催予定
【日時】平成29年9月19日(火)午後
【場所】グランフロント大阪
鳥取大学と合同の「ビジネス連携交流会」を予定しています。テーマは「画像?情報?IoT」で、各大学4件ずつの発表を行う予定です。
口頭発表のほか発表者が直接皆様と応対する機会も設けます。興味をお持ちの方は是非ご来場ください。
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c)?【MOBIO-Forum】MOBIO産学連携オフィス連続企画 テーマ別大学?高専合同研究シーズ発表会『リサイクル(リユース、リデュース)』開催
【日時】平成29年9月8日(金)14:10~17:00(受付13:30~)
【場所】クリエイション?コア東大阪 南館3階 クリエイターズプラザ
2017年9月8日 クリエイション?コア東大阪 南館3階 クリエイターズプラザにて「MOBIO産学連携オフィス連続企画 テーマ別大学?高専合同研究シーズ発表会『リサイクル(リユース、リデュース)』が開催されます。和歌山大学ではシステム工学部 システム工学科 矢嶋 摂子 教授が「研究シーズ発表」と「ポスター展示」を致します。興味をお持ちの方は是非ご来場ください。
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「配位子化学結合型シリカゲルを用いた簡便なレアアース回収法の開発」
和歌山大学 システム工学部 システム工学科 教授 矢嶋 摂子
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d)?和歌山大学 システム工学部 中嶋秀朗教授がゴットフリード?ワグネル賞2017を受賞されました。
ドイツ 科学?イノベーション フォーラム東京と在日ドイツ商工会議所は2016年7月7日、都内グランドハイアット東京で第9回ドイツ?イノベーション?アワード「ゴットフリード?ワグネル賞2017?受賞者を発表しました。この賞はドイツから明治初頭に来日して日本の工業技術と教育の礎を築いたドイツの「ゴットフリード?ワグネル博士を記念して在日ドイツ商工会議所などが日本の優秀な若手工学研究者に授与するもので、「材料、デジタル化とモビリティ、エネルギー、ライフサイエンス」の4部門で一名ずつ選ばれます。本年度の「デジタル化とモビリティ」部門の受賞者として中嶋教授が選ばれた。
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本賞実施団体ホームページ
http://german-innovation-award.jp/index
このホームページの受賞ビデオの41:28から中嶋教授の受賞模様が見られます。
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車いす使用者や高齢者を含めて使用できる階段の昇降も可能なパーソナルビークル RTMover PtypeWAの研究開発とサイバスロンでの実績(世界四位)」で平成29年6月2日受賞されました。どのような悪路、階段のある所でも車いすが自走できる技術開発への評価がなされました。
大学の下記ホームページにも受賞について報告されています。
https://www.wakayama-u.ac.jp/news/2017062500018/
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e)?和歌山大学 システム工学部 中嶋秀朗教授が電気学会平成29年度技術振興賞進歩賞を受賞されました。
本年度の電気学会の平成29年度技術振興賞進歩賞を「車いす使用者や高齢者を含めて使用できる階段の昇降も可能なパーソナルビークル RTMover PtypeWAの研究開発とサイバスロンでの実績(世界四位)」で平成29年6月2日受賞されました。どのような悪路、階段のある所でも車いすが自走できる技術開発への評価がなされました。
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2.技術紹介 「ばらつきを考慮した設計?計測を支援する技術」
和歌山大学 システム工学部 知的メカトロニクス研究室 講師 鈴木新氏の技術
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研究の概要
?私たちの研究室では品質工学(タグチメソッド)を研究しています。品質工学とは何か、といえば田口玄一博士が考案した高品質な商品を効率よく開発するための手法で、海外ではタグチメソッドと呼ばれています。田口玄一博士は高品質な商品開発手法の改革を行った人物で、アメリカの大学教養課程の教科書にも掲載されています。本田宗一郎氏、豊田英二氏につぐ日本人で3人目となるアメリカ自動車殿堂入りを果たしていると言えば、その偉大さが理解できると思います。
?具体的にどのような方法か説明をすれば、消費者のことを考えた商品を設計、生産する方法です。例えば自動車のブレーキでは、晴れの日はぴたりと止まるが、雨の日はまったく止まらない、となれば危なくて仕方がないでしょう。1年のうちで雨の日や晴れの日は必ずあり、これは避けることができない「ばらつき」と言えます。ブレーキの開発?設計では、晴れの日と同じ条件で沢山データを集めても、それらが雨の日に再現するとは限りません。一方で晴れの日と同じ条件で開発?設計を進め、雨の日に止まらない原因を一生懸命探求する方法も考えられますが、ひとつひとつ条件を潰していくことになり、結局は前者と同じく効率的ではない開発と言えます。効率的な開発とは、原因を探究せずに晴れの日にも雨の日にも止まるような設計を見つけることに注力するのです。つまりタグチメソッドは科学的な原因探求型の方法ではなく技術的な結果重視型の方法といえるでしょう。
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産学連携イノベーションセンターの最近の活動と活動予定を掲載しています。
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技術相談をお寄せください。和歌山大学産学連携イノベーションセンターでは積極的に企業の皆様からの技術相談に対応します。下記アドレスに申込用紙があります。
/chiiki/system/system_p.htmlに网易体育し、「経営?技術相談申込書」をダウンロードしてご記入の上、liaison@center.wakayama-u.ac.jpにメールでお送りください。
和歌山大学で対応が難しい場合はMOBIO(ものづくりビジネスセンター大阪)の産学連携機関に登録している32大学と連携して、対応可能な研究者をご紹介します。近隣の府県の研究機関(公設試)でも技術相談を受け付けています。研究的開発的要素のあるものは大学に向いていますが、単なる測定などは、むしろ公設試が適しています。その様な事案については公設試を紹介して問題解決に当たります。
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7/5(火)、6(水)の2日間にわたり、JST東京本部別館(市ヶ谷)で平成29年度研修:コーディネータ基礎コースのA課程、B課程を受けてきました。季節的に曇りがちで良い時期と思っていましたが、初日夕方に台風3号の影響でホテルに着くまでにずぶ濡れになってしまいました。研修内容は大学等での研究成果の事業化におけるコーディネート活動の必要知識習得やスキルアップです。同時に受講者間や受講者と講師先生方とのネットワーク構築も重要です。受講生は44名で北海道から沖縄までの方々がいました。年齢層は二十歳代から私の様な高齢者もいましたが、50歳代が多かったです。多くは大学のコーディネータですが、工業技術センター研究員の方や各種財団の方、銀行の方、企業の産学連携?知財担当の方がいました。
初日は「産学連携活動の全体俯瞰」の講義から始まり、コーディネータとしての在リ方や心構えを習得しました。その後受講者それぞれの自分評価をSWOT分析したり、SiC刀具なる発明を事例に教員ヒアリングの聴取事項をグループ討議し、グループ代表が講師先生を発明者に見立てて教員ヒアリングをするロールプレイ形式の研修をしました。初日夕方は懇親会で受講生や講師先生、JSTの方々と交流し、多くの情報交換ができました。
二日目は「研究成果の選別と評価」の講義の後、カーボンナノチューブの水中分散性なる特許事例をもとに、グループごとに特許のトリアージチャートを作成し、特許出願についての教員ヒアリングの聴取事項や今後の事業化へのサポート体制をグループ討議、最後にグループ代表が成果発表を行いました。
私にはSWOT分析や研究成果のトリアージチャート作成は初めてのことで大変興味深い研修でした。また多くのコーディネータや産学連携関係者との繋がりができ、有意義な2日間となりました。今後の産学連携業務に役立てゆきたいと思います。(前田)
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連絡先 国立大学法人 和歌山大学 産学連携イノベーションセンター
liaison@center.wakayama-u.ac.jp? TEL 073-457-7564
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編集 国立大学法人 和歌山大学 産学連携イノベーションセンター
コーディネーターグループ 鈴木、前田、米田
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