和大産学連携通信 No29(2019年6月号)
公開日 2019年06月24日
目次
1.NEWS
2.和歌山大学 客員教授紹介 前田 英男(発明推進協会 産学連携知的財産アドバイザー)
3.技術紹介「多指ハンド高度マニピュレーション技術」和歌山大学 システム工学部 機械電子制御メジャー教授 長瀬 賢二 氏
4.和大産連センター活動カレンダー
5.技術相談受付けています
6.編集後記
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1.NEWS
a)?「MOBIO?テーマ別大学?高専合同研究シーズ発表会『プラスチック?樹脂(材料?加工)』編」 開催報告?
MOBIO産学連携オフィスでは、「プラスチック?樹脂(材料?加工)」をテーマに、企業の技術開発に役立つ研究シーズ発表会及びシーズ展示会を開催しました。
【日 時】令和元年6月19日(水) 14:30~
【場 所】クリエイション?コア東大阪 南館3階 クリエイターズプラザ
技術交流室B(研究シーズ発表)? 技術交流室A(シーズ展示会場)
和歌山大学から、システム工学部の菊地邦友助教の講演と展示を行いました。
6/19(水) 16:00~16:30「ソフトアクチュエータ?センサの高機能化と応用デバイスに関する研究」
詳細は下記Webサイトをご覧ください。
http://www.m-osaka.com/jp/mobio-cafe/detail/002066.html
多くの参加者があり、展示会では活発な質疑応答が見られました。
b)「令和元年度 和歌山大学産学官見学交流会」 開催予告
例年より1か月半遅れですが、令和時代の最初の「和歌山大学産学官見学交流会」を開催します。
【開催日時】2019年7月2日(火) 15時~18時半
【集合場所】和歌山大学 産学連携イノベーションセンター(北4号館)1F 多目的研究室
【見学研究室】
?情報フォトニクス研究室 「光の波面を測る、作る、記録する技術」
?空間拡張現実感研究室 「見かけを操作する革新的な投影技術」
?聴覚メディア研究室 「超高齢社会における音デザインの研究」
詳細は、下記開催案内チラシ(PDF)をご覧ください。
/cijr/news/2019061000049/files/kengakukouryukai_flier.pdf
【申し込み】下記の申込フォームに記入し確認後送信してください。
https://www.wakayama-u.ac.jp/cijr/kengakukouryuukai/94/?
2.客員教授紹介 前田 英男(発明推進協会 産学連携知的財産アドバイザー)
?4月に和歌山大学産学連携イノベーションセンターの客員 教授を拝命しました。私は、精密機器メーカーにて、光学デバイス、光学ユニット、光学装置などの商品化の研究開発を行い、社内の知財部門へ移ってからは弁理士として特許戦略立案、特許の権利化などの業務を行って参りました。その後、独立行政法人工業所有権情報?研修館(INPIT)の産学連携知的財産アドバイザー事業に参画致しました。所属は一般社団法人発明推進協会です。産学連携知的財産アドバイザーとは、事業化を目指す産学連携活動を展開する大学にINPITが派遣する知的財産の専門家です。具体的には、大学とパートナー企業とで形成される商品化プロジェクト毎に、主に知財の支援を行います。地方創生に資する大学等の産学連携活動を促進することを目的としています。和歌山大学がこの産学連携知的財産アドバイザー派遣事業に応募され、採択されて当方が4月から派遣されております。
産学連携知的財産アドバイザーの職務は次のようなものです。
① プロジェクトの研究開発戦略、事業戦略、事業化シナリオ 策定等に関するアドバイス
② プロジェクトが属する分野の特許情報 ?市場情報 の分析
③ パートナー企業との産学連携活動の支援
④ 研究開発戦略?事業化戦略と整合する知的財産戦略の策定等に関するアドバイス
⑤ 研究開発成果の中から 事業化に必要な発明の抽出、 権利化等に関するアドバイス
⑥ 事業化を見据えた意匠、商標の権利化や営業秘密の秘匿管理に関するアドバイス
⑦ 強い知的財産権網を形成するための出願手続き 、周辺技術?応用技術の開発に関するアドバイス
⑧ 特許等侵害のクリアランスに関する支援
これらの取組みを通じて和歌山大学の発明を一つでも多く商品化して地方創生に繋げ、和歌山県や国の発展に寄与していきたい所存です。
3.?技術紹介「多指ハンド高度マニピュレーション技術」和歌山大学 システム工学部 機械電子制御メジャー教授 長瀬 賢二 氏
システム工学部 長瀬教授の多指ハンドロボットに関する保有技術を紹介します。多指ハンドロボットは構造が複雑でありますが、力学特性を正確に把握し、適切な制御アルゴリズムを実装すれば、食料品などの箱詰め作業も可能となります 。
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4.和大産連センター活動カレンダー
産学連携イノベーションセンターの最近の活動と活動予定を掲載しています。
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5.技術相談受付けています。
技術相談をお寄せください。和歌山大学 産学連携イノベーションセンターでは積極的に企業の皆様からの技術相談に対応いたします。
「お問い合わせ」申込フォームよりご連絡下さい。
和歌山大学で対応が難しい場合はMOBIO(ものづくりビジネスセンター大阪)の産学連携機関に登録している35の大学?高専と連携して、対応可能な研究者をご紹介します。近隣の府県の研究機関(公設試)でも技術相談を受け付けています。研究的開発的要素のあるものは大学に向いていますが、単なる測定などは、むしろ公設試が適しています。その様な事案については公設試を紹介して問題解決に当たります。
6.編集後記
?東海?関東地域は梅雨入りしました。和歌山でも間もなくと思われます。(このメールが配信される頃は梅雨入りしてるかも知れません。)じめじめして、通学?通勤には嫌ですが、植物にとっては大切な時期です。古代からの稲作には必須ですし、多くの野菜や果樹が成長し、夏野菜や秋の多くの恵みをもたらします。私は家庭菜園をやっていますが、雑草も成長著しく、草取りや草刈りに往生しています。しばらくは雨と上手く付き合っての生活です。近年異常気象で豪雨となることが有ります。ご注意ください。(前田)
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ご意見、感想、質問、情報等をお寄せ下さい。
連絡先 国立大学法人 和歌山大学 産学連携イノベーションセンター URA室
liaison@ml.wakayama-u.ac.jp? TEL 073-457-7564
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編集 国立大学法人 和歌山大学 産学連携イノベーションセンター
コーディネーターグループ 鈴木、前田、米田
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