和大産学連携通信 No53(2021年8月号)
公開日 2021年08月23日
目次
1.NEWS
2.研究紹介
3.和大産連センター活動カレンダー
4.技術相談受付けています
5.編集後記
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1.NEWS
a)イノベーション?ジャパン2021~大学見本市Online開催告知
?JSTは国内最大規模の産学連携マッチング「イノベーション?ジャパン2021~大学見本市Online」を今年度もオンラインにて開催致します。
和歌山大学からは「大学院システム工学研究科 坂本 隆 准教授」が「DNA2重鎖と4重鎖を蛍光色て?見分ける2色蛍光スイッチオンフ?ローフ?色素」の発表を行います。
<概要>
名称 イノベーション?ジャパン2021~大学見本市Online
一般公開期間 2021年8月23日(月)~9月17日(金)
主催 国立研究開発法人科学技術振興機構
共催 文部科学省
閲覧対象者 企業の技術開発担当者、営業担当者、経営者、学校関係者等、その他オープンイノベーションおよび産学連携に興味のある方等
詳細はコチラ
b)【システム工学部】床井浩平准教授へのインタビューがCG-ARTS教育リポートに掲載されました?
CG教育についての旬の情報を紹介しているCG-ARTS教育リポート(公益財団法人 画像情報教育振興協会)において、先進的な取り組みをしている教育現場を紹介する「教育現場の最前線」のコーナーでメディアデザインメジャーの床井浩平准教授へのインタビューが掲載されました。
タイトル:和歌山大学 床井浩平准教授インタビュー「デザインとプログラミングの両方が分かる人材の育成とは!?」
掲載:CG-ARTS教育リポート(公益財団法人 画像情報教育振興協会)
c)【システム工学部】江種 伸之 教授 のコラム(水道の話)が放送大学のHPに掲載されました
放送大学のウェブマガジンONAIRに江種教授の書いたコラム(水道の話)が掲載されました.
詳しくはコチラ
d)【観光学部】学生&教員の活動紹介!~国際学術誌「Tourism Planning & Development」に論文が掲載されました!
大学院観光学研究科博士前期課程1年の山岸 大二郎さんと観光学部永井隼人准教授の共著論文「Development of a tax-free shopping environment in Japan: An analysis of its representations in a financial newspaper」が、観光研究の国際学術誌「Tourism Planning & Development」に掲載されました。この論文は、山岸さんが昨年度観光学部最優秀卒業論文賞を受賞した卒業論文を基に、加筆?修正を加えて完成させたものです。
今回の論文掲載について山岸さんは「観光学部に入学した時は、自分が英語で研究論文を書くことになるとは、全く想像もしていませんでした。グローバル?プログラムの授業を担当されている先生をはじめ、多くの観光学部の先生方に支えてもらい、研究成果を国際雑誌で発表することが出来、大変うれしく思います。今後も継続して論文を発表できるよう、頑張っていきたいと思います。」とのことです。
詳しくはコチラ
e)【観光学部】教員の活動紹介!~東京2020大会「TOKYO 2020 未来のスポーツ観戦プロジェクト」アドバイザー?
2021年7月23日に開会式が行われ、日々、熱戦が繰り広げられた東京2020大会。
東京2020大会では、大会ビジョンに掲げられた「史上最もイノベーティブで、世界にポジティブな改革をもたらす大会」の実現のため、様々な新しい取り組みが実施されています。それらプロジェクトの1つ「TOKYO 2020 未来のスポーツ観戦プロジェクト~次世代臨場感テクノロジー 実証プログラム~」において、「①ドーム映像による臨場感体験」という実証コンテンツに、本学部の尾久土正己学部長がアドバイザーとして関わり、調査研究を行っています。魚眼レンズ付きカメラで撮影した映像をドームスクリーンに投影することで、観戦者はまるで競技会場で観戦しているかのような臨場感?一体感を感じられるというもの。この実証プログラムで得られた研究結果が、新たなスポーツ観戦の方法として今後どのように発展していくのか、とても楽しみです。
関連URL
TOKYO 2020 未来のスポーツ観戦プロジェクト(TOKYO 2020 ホームページ)
イノベーティブな大会に向けて(TOKYO 2020 ホームページ)
本学部では、附属施設「観光デジタルドームシアター」を使い、観光?教育(科学?防災)?各種アーカイブ(景観?文化財)?エンターテイメント他、幅広い分野での研究をすすめています。
詳しくは、こちらをご覧ください。
f)【システム工学部】土橋宏規講師の研究が、8月1日発行「月刊 生産財マーケティング」で紹介されました
??組立作業の自動化のためのロボットハンドに関する土橋宏規講師の研究が、8月1日発行「月刊 生産財マーケティング」ならびにウェブマガジン「robot digest」で紹介されました。
詳しくはコチラをご覧ください。
g)【教育学部】彦次佳准教授受賞/秩父宮記念スポーツ医?科学賞[奨励賞]受賞
教育学部の彦次佳准教授が、第23回(2020年)秩父宮記念スポーツ医?科学賞[奨励賞]を受賞しました。2004年の立ち上げからかかわり副委員長を務める「マスターズ甲子園」開催を通じた生涯スポーツ推進プロジェクト研究グループでの受賞です。コロナ禍で授賞式が中止されてから数ヶ月、7月吉日に表彰状が研究室に到着しました。
※[奨励賞]は、スポーツ医?科学についてよく研究し、その研究成果が十分にスポーツの現場に活かされ、我が国スポーツの普及発展又は競技力の向上に顕著な実績をあげた者又はグループに贈られます。
▼?秩父宮記念スポーツ医?科学賞
彦次先生の「研究者紹介」も下記ページよりご覧ください:
▼ <和歌山大学解体新書>
2.研究紹介(和歌山大学 システム工学部システム工学科化学メジャー 坂本 隆 准教授??「DNA 2重鎖と4重鎖を蛍光色で見分ける!2色蛍光スイッチオンプローブの開発」)??
がん原遺伝子の発現制御などに関わるとされる4重鎖(G4)DNA の働きは、未だ謎が多く、特に細胞核内での動的な挙動はほとんど明らかになっていない。開発した蛍光プローブは2重鎖DNA に結合した場合には600 nm の蛍光を、G4 DNA と結合した場合には700 nm の蛍光を増加させる「2色蛍光スイッチオン応答」を示す。細胞核内の2重鎖DNA とG4 DNA とを異なる蛍光色で同時に観察できることから、細胞核内のG4 DNA の動的挙動の解明や、G4 が関わる疾患の診断、治療薬の探索ツールとしての応用が期待できる。既存のG4 蛍光プローブでは達成できない『G4 DNA の蛍光レシオイメージング』が可能であり、細胞へのプローブ導入量に左右されずにG4 を定量検出できる。一般的な蛍光顕微鏡でのイメージングが可能である点も利点として挙げられる。
詳細はコチラをご覧ください?
3.和大産連センター活動カレンダー
産学連携イノベーションセンターの最近の活動と活動予定を掲載しています。
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4.技術相談受付けています。
技術相談をお寄せください。和歌山大学 産学連携イノベーションセンターでは積極的に企業の皆様からの技術相談に対応いたします。「お問い合わせ」申込フォームよりご連絡下さい。
和歌山大学で対応が難しい場合はMOBIO(ものづくりビジネスセンター大阪)の産学連携機関に登録している35の大学?高専と連携して、対応可能な研究者をご紹介します。近隣の府県の研究機関(公設試)でも技術相談を受け付けています。研究的開発的要素のあるものは大学に向いていますが、単なる測定などは、むしろ公設試が適しています。その様な事案については公設試を紹介して問題解決に当たります。
5.編集後記
東京2020オリンピックの開会式でも注目されたピクトグラム。
日本でピクトグラムが広く普及されるようになったきっかけは、1964年の東京オリンピックです。競技種目や公共施設に関するピクトグラムがデザインされ、視覚言語表現で世界からの来訪者をサポートしました。
12名のデザイナーにより3ヶ月をかけて制作されたピクトグラムについて、その後の社会に還元されるべきとの考えから、全てのデザイナーは著作権を放棄したとのことです。
これにより、オリンピック以降も多くの施設で案内表示として広く採用されることとなりました。現在では、非常口やお手洗い等の身近な場所で用いられています。
最近は、おもしろピクトさんも沢山作られていますね。見付けるのが楽しみの一つになっています。(山本)
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ご意見、感想、質問、情報等をお寄せ下さい。
連絡先 国立大学法人 和歌山大学 産学連携イノベーションセンター URA室
liaison@ml.wakayama-u.ac.jp? TEL 073-457-7564
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編集 国立大学法人 和歌山大学 産学連携イノベーションセンター
コーディネーターグループ 小畑、米田 URA 山本
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