和大産学連携通信 No.69(2023年1月号)
公開日 2023年01月24日
目次
1.NEWS
2.研究紹介
3.和大産連センター活動カレンダー
4.技術相談受付けています
5.編集後記
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1.NEWS
a) 新年のご挨拶 産学連携イノベーションセンター長/理事 惠下隆
明けましておめでとうございます。
昨年は、网易体育感染症(以下、新型コロナ)に加え、ロシアのウクライナ侵攻、急速な円安とインフレなど、大きな変化がありました。本センターでは、昨年1月から、「成長し続ける意欲を持ち、新しいことに挑戦し続ける態度やマインド」を育てていくアントレプレナーシップデザインセンター(EDC、仮称)をつくる準備を始めました。今年度から本センターの特任准教授に就任された田代優秋氏をEDC設置準備室長として活動を開始し、「アントレプレナーシップ基礎」と「アントレプレナーシップ実践」の2科目を教養科目として開講しました。また、地域の企業のご要望に応える形で学生と教員が、その企業の方々とともに将来のビジネスについて討論する「オープンセミナー」を、2社と開催しました。さらに、本学学生が地元企業に就職?定着することを促進するために、本庄准教授が中心になって、企業の採用力を向上していただくため「人材の育成と定着の研究会」を2回開催しました。
URA室では、昨年5月に高橋和彦URA?特任参事役が就任され、外部資金調達率を向上させるために科研費申請方法の抜本的改善に取り組んでいます。高橋URAによる各教員へのインタビューと、科研費申請のアドバイスは、大変好評で、今後、採択率の向上が期待されます。また、情報戦略室の満田教授のご協力の元で、本学第1号となるクオリティーソフト様の共同研究講座がスタートしました。さらに、他の地元企業によるIT系の共同研究講座が来年度早々にスタートする予定です。地域企業との交流を促進させるために、分野ごとの専門交流会を発足させています。昨年度は化学分野の交流会を発足させ、今年度は、和歌山県工業技術センターと共同で、ロボットテクノロジー研究会を発足させました。今後、DX分野の交流会を発足させていく予定です。
本センターでは、アントレプレナーシップを中心とした人材イノベーションと、地元企業との技術イノベーションを合体させ、来年度から和歌山大学イノベーションイニシアティブ基幹(仮称)に発展させる予定です。昨年7月にこの計画と予算を文部科学省へ申請し、同省から大変高く評価していただきました。しかしながら、本学の共同研究等による外部資金の調達などは、他大学に比べるとまだ遅れております。さらに努力を重ねて参りたいと考えております。今年も皆様のご支援をお願いしますとともに、皆様のますますのご健勝をお祈りいたします。
b)【教育学部】山口真範教授がニュース和歌山大賞2022の科学賞を受賞しました。
ニュース和歌山の紙面に掲載された中から、毎年様々な分野で活躍した方々に贈られるニュース和歌山大賞の、2022年の科学賞に教育学部の山口真範教授の「梅プロテオグリカン」の研究が選ばれました。
詳細はコチラをご覧ください。
c)【システム工学研究科】日本音響学会関西支部 第25回若手研究者交流研究発表会で特別賞を受賞しました。
システム工学研究科博士前期課程2年の山本絢子さんが、2022年11月に開催された日本音響学会関西支部第25回若手研究者交流研究発表会で特別賞を受賞しました。
詳細はコチラをご覧ください。
d)【観光学部】木川剛志教授監督作品『Yokosuka1953』の和歌山市での上映および舞台挨拶が決まりました。
観光学部の木川剛志教授が監督したドキュメンタリー映画『Yokosuka1953』が、2月3日(金)よりジストシネマ和歌山にて上映されることになりました。
また、2月4日(土)には同作でナレーションを務めた俳優の津田寛治氏とともに舞台挨拶が行われます。
詳細はコチラをご覧ください。
2. 研究紹介
システム工学部 土橋宏規講師「組立作業用汎用ロボットハンドの機構設計と把持戦略の計画」
従来の汎用ハンドに備わっていた、部品を精確につかむための自由度の高い機構や視覚センサなどの高価な専用部品を使わず、自由度の低いスティック状の複数の指を用い、部品の挙動をあらかじめ予測することで、外界センサに頼ることなく、事前に整列されていない部品を、指が閉じていくに従って目的の位置?姿勢に整列させて把持させる機構を実現しました。
詳細はコチラ(Seeds Index 2022、解体新書)をご覧ください。
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3.和大産連センター活動カレンダー
産学連携イノベーションセンターの最近の活動と活動予定を掲載しています。
詳細はコチラをご覧ください。
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4.技術相談受付けています。
技術相談をお寄せください。和歌山大学 産学連携イノベーションセンターでは積極的に企業の皆様からの技術相談に対応いたします。「お問い合わせ」申込フォームよりご連絡下さい。
和歌山大学で対応が難しい場合はMOBIO(ものづくりビジネスセンター大阪)の産学連携機関に登録している35の大学?高専と連携して、対応可能な研究者をご紹介します。近隣の府県の研究機関(公設試)でも技術相談を受け付けています。研究的開発的要素のあるものは大学に向いていますが、単なる測定などは、むしろ公設試が適しています。その様な事案については公設試を紹介して問題解決に当たります。
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5. 編集後記
旧年中は大変お世話になりました。本年も宜しくお願い致します。
昨年は(一社)リサーチ?アドミニストレータースキル認定機構が行っている「認定URA」の資格をとり産学官連携コーディネーターからURA職になりました。とはいえ産学連携に携わる人数は限られ役割としては相変わらず産学連携全般に携わっている日々です。
昨年5月より、高橋URAが新たに参画され、今までと違った新たな取り組みにチャレンジする体制が整ってきました。激変する社会情勢や長引くコロナ禍の影響など社会も大きく変遷する中来年度からは大学組織も大きく変わるタイミングです。より一層内外の変化を受け入れ自らの変革も進めていく地域の皆様と大学研究が連携したイノベーション共創に取り組みたいと思います。(米田)
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連絡先 国立大学法人 和歌山大学 産学連携イノベーションセンター URA室
liaison@ml.wakayama-u.ac.jp? TEL 073-457-7564
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編集 国立大学法人 和歌山大学 産学連携イノベーションセンター
コーディネーターグループ 小畑、野原 URA 高橋、米田
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