和大産学連携通信 No.72(2023年4月号)
公開日 2023年04月26日
目次
1.NEWS
2.研究紹介
3.和大産連センター活動カレンダー
4.技術相談受付けています
5.編集後記
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1.NEWS
a) 産学連携イノベーションセンター長就任のご挨拶
今年度から2度目のセンター長を務める坂本英文です。6年前まで2年間「産学連携研究支援センター」長を務め、この度、再度「産学連携イノベーションセンター」長に就任致します。
この6年の間に名称が変更されたばかりでなく、その業務内容、サポート体制も前回に比べて大きく様変わりしていることを実感します。特に、今年度から新たにイノベーションイニシアティブ基幹が設置され、産学連携イノベーションセンターは、新たに開設されたアントレプレナーシップデザインセンター(EDC)と共に、その中心的役割を持つ組織として再出発したことがその大きな変化の一つとして挙げられます。
産学連携イノベーションセンターでは、昨年度からの第4期中期の計画?目標に合わせて
① 産官学の連携を深め、和歌山圏域の産業の発展に貢献する、
② 地元企業?地方公共団体などと連携して、学生主体の起業支援を行う、
③ 地域のニーズに合わせたニーズドリブン型を初めとする学部横断型の研究を支援する、
ことを進めています。EDCはそれが具体化されたものであり、これからは本センターとEDCが協力して起業家の育成に努めて参ります。また、大きな懸案事項である外部資金の導入に向けた共同研究をし易い環境や科学研究費補助金の獲得のための支援にも力を尽くす所存です。
コロナ禍から回復しつつある状況で何ができるかを模索しながら、地域の発展に貢献していきたいと考えております。皆さまのご協力を、どうぞよろしくお願い致します。
b) イノベーションイニシアティブ基幹が設置されました。
坂本センター長のご挨拶にもありますように、この4月に和歌山大学にイノベーションイニシアティブ基幹が設置されました。これにより、産学連携イノベーションセンターは、昨年度は準備室だったアントレプレナーシップデザインセンター(EDC)と共に同基幹を構成する一員となりました。
本学の付属機関の構成はコチラをご覧ください。(なお、EDCのホームページは現在作成中です)
c) システム工学部の新カリキュラムが始動しました。
システム工学部に新入生が入学し、新しいカリキュラムがスタートしました。従来の10メジャーが3領域8メジャーに再編され、情報技術を基盤にした教育?研究が行われます。また、大学院博士前期課程までの一貫教育を行く6年制教育も行われます。
詳細はコチラをご覧ください。
d)?和歌山ロボットテクノロジー研究会(研究会代表:システム工学部中嶋秀朗教授)の会員を募集しています
网易体育も3年がたちようやく落ち着き始め、世の中が再び動き始めています。製造業においても、引き続きロボット等の自動化設備の導入が加速しています。しかし、和歌山県内の事業者での自動化設備の導入は、他地域と比べても進んでいるとは言えません。また、情報技術(IT)の進展に伴い、便利な「もの」を使う側だけではなく、便利な「もの」をつくる/提供する側の産業の成長も見込まれます。
本研究会では、和歌山県におけるロボットの普及と新たな課題の発掘を目的として、ロボット技術に関連した講演会?実演会?見学会等を開催する予定です。
本年度も和歌山大学 システム工学部 システム工学科の中嶋 秀朗 教授に研究会代表に就任頂き、皆さまと情報共有の場にしていきたいと思います。昨年度から開催している研究会ですが、本年度は皆さまのご要望に応え、さらに実りある研究会にさせていただきたいと考えております。
詳細はコチラをご覧ください。
2. 研究紹介
システム工学部 教授 長瀬賢二「機能材料によるセルフセンシング?アクチュエータの開発とメカトロニクス機器への応用?」
圧電セラミックスや圧電フィルムなどの圧電素子や、イオン導電性や電場応答性などの高分子材料などに代表される機能性材料は、電圧を印加することで変形し、逆に材料が変形することで素子の電気的な特性が変化します。これらの機能性材料を、センサおよびアクチュエータとして同時に利用する、セルフセンシング?アクチュエーションシステムの開発、特に圧電素子を用いたシャントダンピング、誘導エラストマーのセルフセンシングの開発を行っています。
詳細はコチラ(Seeds Index 2022)をご覧ください。
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3.和大産連センター活動カレンダー
産学連携イノベーションセンターの最近の活動と活動予定を掲載しています。
詳細はコチラをご覧ください。
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4.技術相談受付けています。
技術相談をお寄せください。和歌山大学 産学連携イノベーションセンターでは積極的に企業の皆様からの技術相談に対応いたします。「お問い合わせ」申込フォームよりご連絡下さい。
和歌山大学で対応が難しい場合はMOBIO(ものづくりビジネスセンター大阪)の産学連携機関に登録している35の大学?高専と連携して、対応可能な研究者をご紹介します。近隣の府県の研究機関(公設試)でも技術相談を受け付けています。研究的開発的要素のあるものは大学に向いていますが、単なる測定などは、むしろ公設試が適しています。その様な事案については公設試を紹介して問題解決に当たります。
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5. 編集後記
昨年の着任からちょうど1年が経過し、再び草木が芽吹く春が到来しております。私が育った大阪に比べますと、和歌山は四季折々の変化にメリハリがあり、多くのことをいろいろと経験し、また学ばせていただきました。
今年度は大学も新執行部に刷新され、そこで新しい視点での大学経営が始まり、地域からの期待感も一層高まってきております。このような中で、小職としては大変残念ではございますが、4月末をもって家庭の事情により一旦本学の業務から離れ、大阪に生活のベースを再構築することになりました。
これまで学内外の多くの方から、時には励まされ、時にはお叱りを受けながらかつて無い様々な経験を本学にて積ませていただきましたことにつきましては誠に感謝に堪えません。
URA室では地域の社会課題に対して、着実にそして継続して取り組めるように、一丸となって業務を推進してまいりますので、皆様からのご指導を引き続きいただけますようよろしくお願いします。(高橋)
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ご意見、感想、質問、情報等をお寄せ下さい。
連絡先 国立大学法人 和歌山大学 産学連携イノベーションセンター URA室
liaison@ml.wakayama-u.ac.jp? TEL 073-457-7564
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編集 国立大学法人 和歌山大学 産学連携イノベーションセンター
コーディネーターグループ 小畑、野原 URA 高橋、米田
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