和大産学連携通信 No.92(2025年1月号)
公開日 2025年01月29日
目次
1.NEWS
2.研究紹介
3.和大産連センター活動カレンダー
4.技術相談受付けています
5.編集後記
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1.NEWS
a) 新任URA自己紹介 産学連携イノベーションセンターURA室 三和正人チーフURA
初めまして。1月にチーフURAとして着任いたしました三和と申します。過去十数年は、九州大学と九州先端科学技術研究所でURAとして学術研究、産学官連携に携わらせていただき、特に大型プロジェクトの企画?構築と社会連携の推進を主に担っておりました。それ以前は、米国の大学と民間研究所で森林環境の研究をしておりました。出身は埼玉県で、和歌山は始めての土地ですのでわからない事ばかりですが、少しでも和歌山大学の研究?教育の推進、地域の発展のお役にたちたいと考えておりますので、どうぞよろしくお願い申し上げます。
b)【教育学部】教育実践による地域活性化事業フォーラム報告会を3月3日(月)に開催します。
「地域に根ざし、地域で学ぶ」教員の養成を目指して開始された、和歌山大学教育学部「へき地?複式教育実習」の取り組みは今年度で23年目を迎えました。
当フォーラムでは、本年度の事業成果の一端を発表するとともに、今後の方向性についても議論したいと思います。
参加費無料、どなたさまにもご参加いただけます。
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c)【システム工学部】材料工学?化学?電気電子工学3メジャー合同の卒業研究発表会を2月27日に開催します。
システム?学部の3メジャー(材料?学、化学、電気電??学)合同 卒業研究発表会を2?27?(木)に開催いたします。
日時:2025年2月27日(木)9:00~17:30 (予定)
会場:県民交流プラザ和歌山ビッグ愛(和歌山市手平2丁目1-2)
参加費:無料
企業の方から一般の方、高校生の方まで自由な参加をお待ちしております
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d)【共同研究講座】レジリエントクラウド公開講義イベントを2月5日(水)に開催します。
本学とクオリティソフト株式会社が連携して取り組む「レジリエントクラウド共同講座」の活動の一環として、公開講義イベント「Beyond Next ~分散の力で未来を変える~」を開催いたします。
本イベントは、災害に強いクラウドソリューションの研究成果や、地域社会を支えるIT技術の可能性について広く共有し、未来を担うクラウドネイティブ人材の育成や地域産業の活性化を目指した議論の場を提供することを目的としています。
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e)【社会実験】和歌山市では1月29日より和歌山城周辺で自動運転バスの実証運行を行なっています。
和歌山市では1月29日から2月9日までの12日間、和歌山城周辺で自動運転バス(自動運転レベル2)の実証運行を行なっています。
乗車は無料ですが、専用アプリによる事前の予約と乗車後のアンケート回答が必要です。
金、土曜は夜間運行もしておりけやき通りのライトアップも楽しめます。
和歌山大学ではシステム工学部の中嶋秀朗教授が和歌山市自動運転社会実装推進事業の地域コミッティに参画しております。
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f)【システム工学部】システム工学部の平田隆行准教授の和歌山県内自治体との取り組みが1月10日付の読売新聞に掲載されました。
神戸の大学生だった時に阪神?淡路大震災に遭い、町の甚大な被災の状況を記録に残さないといけないと思い、写真を撮り続けました。その後、まちづくりの研究者となり、現在は南海トラフ巨大地震に備えて和歌山県内の自治体と連携して、あらかじめ被災後のまちづくりを考えておく「事前復興計画」の作成に取り組んでいます。
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同様の内容で、1月29日朝5時台のNHKニュースでも取り上げられました。
g)【教育学部】教育学部の三品英憲教授の著書が出版されました。
教育学の三品英憲教授の、過去20年に及ぶ自身の中国近現代史研究の集大成ともいえる著書、『中国革命の方法―共産党はいかにして権力を樹立したか』が出版されました。
国家による社会のコントロールはいかに深化し、共産党への忠誠競争を生み出したのか。国共内戦期、土地改革のうねりの中で農村の権力構造が激しく流動するさまに着目、エスカレートする暴力と従軍への圧力を捉え、今日の中国のルーツをなす大転換を、史料への鋭いまなざしと臨場感あふれる筆致で描いています(出版社情報より)。
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2. 研究紹介
教育学部 三品英憲 教授 「大陸のこえを聴く」
中国では日本と考え方や価値観がどうして違うのか。中国社会は、一人ひとりが自分の才覚とネットワークで生きていく個人主義の社会。昔から身分がなく、職業選択も移動も自由。親の財産は家も含めて、長男だけでなく息子たちで均分相続してきた。そのため家業として100年続く老舗などなく、自由に選んだ職業にあった場所で「1回きりの取引」関係を結ぶ。農作業は、土着の共同体内が組織する相互扶助でなく、労働力の売買や親族?友人との助け合いで成り立っている。島国の封建社会とは違う大陸の専制国家の社会のあり方を歴史的視点から考える。
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3.和大産連センター活動カレンダー
産学連携イノベーションセンターの最近の活動と活動予定を掲載しています。
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4.技術相談受付けています。
技術相談をお寄せください。和歌山大学 産学連携イノベーションセンターでは積極的に企業の皆様からの技術相談に対応いたします。「お問い合わせ」申込フォームよりご連絡下さい。
和歌山大学で対応が難しい場合はMOBIO(ものづくりビジネスセンター大阪)の産学連携機関に登録している35の大学?高専と連携して、対応可能な研究者をご紹介します。近隣の府県の研究機関(公設試)でも技術相談を受け付けています。研究的開発的要素のあるものは大学に向いていますが、単なる測定などは、むしろ公設試が適しています。その様な事案については公設試を紹介して問題解決に当たります。
5. 編集後記
新しい年を迎え早1カ月が経とうとしています。和歌山大学産学連携イノベーションセンターURA室では三和チーフURAが仲間に加わり、今年も一層活発に産学官連携活動を進めてまいりますので、どうぞよろしくお願いいたします。(野原)
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連絡先 国立大学法人 和歌山大学 産学連携イノベーションセンター URA室
ura@ml.wakayama-u.ac.jp TEL 073-457-7564
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