1/31(水)18時~開催!公開セミナー「Tourism futures : the socio-cultural benefits of tourism development」
公開日 2017年12月28日
この度、和歌山大学国際観光学研究センターでは、観光学研究において、世界のリーダーの一人であるリチャード?シャープリー教授を迎え、観光政策担当者、実務者、研究者の方々とともに和歌山県の「観光のみらい」について考えていきます。
和歌山県の観光に携わる多くの皆様のご参加をお待ちしております。
※なお、本セミナーは英語で行われますが、日本語訳付き資料の配布、及び逐次通訳が入ります。
※資料準備の都合により、事前の参加申込が必要です。下記問い合わせ先まで、E-mail にてお申し込みください。
(参加費は無料です)
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テーマ
Tourism futures : the socio-cultural benefits of tourism development
概要
過去70年間、国際観光は目覚ましく成長し続けており、2016年には国外旅行者延べ数は12億人、旅行支出額は1兆2千億米ドルに上りました。(国外旅行者数の6倍とも推定される) 国内旅行もこれに加えると、観光は単に目を見張る社会現象にとどまらず、世界経済において極めて重要なセクターであると言えます。観光の将来が成長性という点で一般的にとらえられているのは、多くのデスティネーションの方針から伺えるように訪問者数の増大であり、これは経済的貢献によるものです。量的拡大によって経済成長がもたらされるというのは確かに重要ですが、それに伴うあらゆるコストと、経済的利益と同様に意義のある社会文化的利益は看過されていないでしょうか。
本講演では、日本、特に和歌山における観光による経済的利点以外の潜在的な影響に焦点を当て、観光政策として社会文化的発展や心身の健康の向上をどのように進めることができるかを探ります。農山村のコミュニティ開発、環境保全、遺産の保護、ニッチツーリズム商品の開発(サイクリングツーリズムやスピリチュアルツーリズム)、災害復興、地産地消といったトピックに触れ、観光における質的成長とバランスのとれた量的成長について考えていきます。
日時
2018年 1月 31日(水)18時00分~19時30分
会場
和歌山大学 西4号館(観光学部棟)T101教室
(〒640-8510 和歌山市栄谷930)
講師
リチャード?シャープリー教授
(和歌山大学特別主幹教授、同国際観光学研究センター副センター長、英国セントラル?ランカシャー大学教授)
ノースアンブリア大学(観光学教授)、リンカーン大学教授(観光学教授)、ツーリズム?レクレーションマネジメント学部長)を経て現職。観光学研究の中心的学術誌Tourism Planning & Development、 Annals of Tourism Research 他の編集委員を務める。主な研究領域は「観光と持続可能な開発」、「旅行者の体験」、「ダークツーリズム」、「農村?島嶼観光」など。現在、和歌山大学では、「観光と開発」及び「Dark Tourism演習」を担当している。
参加費
無料。ただし、事前の参加申し込みが必要。
参加申し込み方法
Eメールでのみ、参加申し込みを受け付けます。
本文に「お名前(フリガナ)」「ご連絡先電話番号」をご記入のうえ、下記までお申し込みください。
* 参加申込期日:2018年1月29日(月)17 時
主催
和歌山大学国際観光学研究センター
後援
和歌山県
お問い合わせ先
TEL 073-457-7025 / E-mail info-ctr@center.wakayama-u.ac.jp