【開催報告】ワダイの防災カフェ in 紀南 第5回
公開日 2017年01月23日
1月21日、那智勝浦町の和歌山県土砂災害啓発センターにて、紀南地域の第5回ワダイの防災カフェが開催されました。
今回は和歌山県土砂災害啓発センター所長の坂口武弘様を講師にお招きし、「紀伊半島大水害」というタイトルで、2011年9月に発生した那智勝浦町の土石流被害に関する内容を中心にお話しいただきました。
また土石流の発生メカニズムについて、2種類の実験装置を使ってご説明いただきました。
実験装置の一つは縦横2メートル四方ほどの大きさで、渓流上部から土石流が流れ下り集落を破壊する様子や、砂防堰堤を設置した場合に土石の流下が抑えられることなどがよくわかるものとなっていました。
またもう一つの実験装置からは、従来のコンクリート堰堤と透過型堰堤で土石流の捕捉の状態が異なることなどが見て取れました。
カフェには30名ほどの地域住民の皆様などにお集まりいただき、参加者の皆様は土石流の実験を熱心に観察しておりました。
また実験後は、参加者の皆様と講師とで活発な議論が行われておりました。
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