大学そして学部には、それぞれの教育の目的?目標があります。その教育の目的?目標に掲げられている知識、能力や資質を獲得した時に与えられる資格を、大学の場合には「学位」と言います。経済学部の場合には「学士(経済学)」という「学位」です。 そして「学位」の具体的な内容を提示したものが「学位授与の方針」です。これを英語でといいます。 そしてこの具体的な「学位授与の方針」にしたがって、皆さんが4年間で学修する授業科目が構成され、また、授業科目の性質によって教育方法や成績評価方法が準備されています。 これを「カリキュラム」といいます。この「カリキュラム」について具体的な内容を提示したものが「カリキュラムの方針(ポリシー)」です。これを英語で<Curriculum Policy>といいます。
まとめると次のようになります。経済学部の教育目的?教育目標を達成するための知識?能力?資質などを示した「学位授与の方針」があります。それに基づいて構成される授業科目、教育方法や成績評価方法を提示した「カリキュラム?ポリシー」があります。
次に、できるだけ具体的に分かりやすく上のことを皆さんに伝えることが必要です。
私たちは、いま何を学んでいるのか、それは何のためかを理解しておく方が、それを理解していないよりもその活動に主体的?積極的に参加しやすいからです。
目的地やその目的地への行き先が提示されている「地図」と、目的地が何も提示されていない「地図」とでは、その見方が異なることを容易に想像できます。
具体的な目的地は「学位授与の方針」になります。この「学位授与の方針」は「カリキュラム?ポリシー」という行き先で提示されます。
これを一覧できるように表したものが「カリキュラム?マップ」です。この「カリキュラム?マップ」には、「地図」と同じですべての授業科目のさまざまな情報が含まれていますが、注目しなければならないのは、「学位授与の方針」と具体的な授業科目との関係です。どの授業科目が学位取得に必要などのような知識、能力、資質などの修得と結びついているのかです。
しかし「カリキュラム?マップ」にはすべての授業科目のさまざまな情報が含まれていますから、分かりにところもあります。「より」分かりやすくするために、入学時点から4年間の学修をシミュレートする羅針盤的なものを準備しました。これが「カリキュラム?ツリー」です。「ツリー」を呼ばれているのは、樹木のように根の部分から幹?枝の部分へと授業科目がつながっている様子を分かるように示しているからです。
最初は分かりにくいかもしれませんが、「カリキュラム?マップ」と「カリキュラム?ツリー」をよく見て、皆さんの学修がよりスムーズに、より主体的に進んでいくことを期待しています。
カリキュラム?ツリー
授業科目には、「履修年次」と「水準」が割り当てられています。プログラムに配置された授業科目について、履修年次と水準を組み合わせた履修順序という観点から、授業科目の関連を捉えることができます。このようにして捉えられる科目間の関連を「カリキュラム?ツリー」として図示します。
履修年次と水準
履修年次は、その授業科目の履修に適切な学年を考慮して割り当てられます。1 年次、2 年次のように、授業科目に対してひとつの学年を割り当てる場合と、2?3?4 年次、3?4 年次のように複数の学年を割り当てる場合があります。
水準は、1 から4 までの4 段階があり、その授業科目の理解に必要な事前知識を考慮して割り当てられます。水準1 は、大学で学ぼうとする人であれば身に付けている、と考えられる事前知識を前提とした基礎的な授業科目に割り当てられます。水準2 は、同一分野のいくつかの授業科目で学んだ内容を前提とした発展的な授業科目に割り当てられます。水準3 は、同一分野に加え異なる分野の授業科目で学んだ内容も前提とした応用的な授業科目に割り当てられます。水準4 は、知識を総合的に活用するような授業科目に割り当てられます。
カリキュラム?マップ
※2023年度現在
カリキュラム?ツリー
各プログラムのカリキュラム?ツリーについては、以下をご覧ください。
※2023年度現在
履修単位の登録上限設定の状況
各学期の上限は24単位(2年次以降、GPAに応じて緩和)
※ただし、1年次は前期27単位、後期24単位を上限とする
※なお、各学期の上限に含まない科目もある。詳しくは履修手引参照。