9月のワダイノカフェ「12年前の明日、月に行きます」
公開日 2019年11月21日
2019年9月13日(金)、インターラーケン(和歌山市本町1-34)でワダイノカフェ2019 vol.2を開催しました。
今回は、和歌山大学観光学部准教授の中串孝志さんに、月周回衛星「かぐや」についてお話を伺います。
12年前の明日、月に行きます-
今回のワダイノカフェは、和歌山大学観光学部科学文化ゼミ主催の「お月見イベント」の一環として開催しました。
この日が中秋の名月でしたので、月にまつわるお話として、テーマは日本の月探査機「かぐや」について。
「かぐや」の話に行く前に、まずは中串先生から参加者の皆さんに「月について知っていること」という質問がされました。
重力が地球の1/6であることや、表面にクレーターがありボコボコしていることなど、皆さん知識が豊富で、たくさん答えてくださいました。聞き手の後藤が「地球の周りを回っている???」などの超基本的な答えしかできないのと大違いです(笑)。
そして、その月の調査するために2007年に打ち上げられたのが主衛星「かぐや」と2機の子衛星「おきな」と「おうな」です。
かぐや打ち上げの主な目的は、月の起源と進化の解明のための科学データを取得と、月周回軌道への投入や軌道姿勢制御技術の実証なのだそうです。
して、月の正確な形が分かるようになるなど多大な貢献をしてきました。そして2009年に役割が終わり、月に制御落下したそうです。
カフェの終盤では、質問コーナーが設け、中串先生に参加者からのさまざまな質問に答えていただきました。宇宙に関する質問の他にも先生個人への質問などもあり、大いに盛り上がりました。
参加者からは、楽しかったなどの感想をいただき満足された様子でした。
また、中串先生のお話を聞いた後は、会場近くの京橋で観月会も行いました。天気はあいにくの曇り空でほとんど見ることができませんでしたが、一瞬雲の切れ目から月が見えた時には歓声が沸きました。