まちかど土曜楽交@オンライン その2 液体クロマトグラフィーに挑戦/静電気で遊ぼう
公開日 2021年02月27日
2021年2月13日(土)、まちかど土曜楽交@オンラインの第2回を開催しました。
液体クロマトグラフィーに挑戦
今回は、液体クロマトグラフィーの実験からスタートします!
水性ペンに含まれているインクの色素を、ペーパーフィルターを使って分離してみましょう。
先生と子どもたちがZOOMの画面上で対面し、使用する教材キットの確認をしました。
最初に、円形のペーパーフィルターを中心からひだ折りにします。
折り目を付けたらフィルターを開いて、それぞれ好きな色の水性ペンで点を描きます。中心より少し離れた位置に描きましょう。
次にペットボトルのキャップに水を入れ、フィルターの中心をキャップの水に浸します。
フィルター全体が濡れて色素が分離されたら浸けるのをやめ、開いてキッチンペーパーなどで水分を取ります。
みんなが選んだ色では、どんな模様になっているかな?
水性ペンのインクがお花のようなグラデーションになりました!しっかり乾かせば完成です。
毛細管現象により水がフィルターを上向きに流れる際に、水性ペンに含まれている何種類かの色素も溶けて流れます。この色素の性質がそれぞれ異なるため、移動速度に違いが出て模様になります。
アイロンできれいに伸ばし、台紙に貼付たり、ラミネートをすれば素敵な飾りやしおりが出来ます。
静電気で遊ぼう
みんな一度は、下敷きを服でこすって静電気を起こし、髪の毛を持ち上げて遊んだことがありますよね。
後半は、その静電気を利用して電気クラゲを浮かせる実験をしてみましょう!
片側が結ばれた状態の荷造りひも(長さ20cm)を手で細かく裂いて「電気クラゲ」を作ります。
塩ビパイプをキッチンペーパーで挟んで、10回程度こすります。
同じように、電気クラゲもキッチンペーパーで挟んで、こすります。
動き回ってもよい広い場所で電気クラゲを空中に放り投げ、落ちてしまう前に塩ビパイプを近づけましょう。
みんなどのくらい電気クラゲを浮かせていられるでしょうか?
では、どうして電気クラゲが浮くのか先生に教えてもらいましょう。
物質はプラスの電気とマイナスの電気を持っていて、物質同士をこすり合わせると、組み合わせによって、片方にはプラスの電気が移動して溜まり、片方にはマイナスの電気が移動して溜まります。
今回の実験では、塩ビパイプと電気クラゲにはマイナスの電気が溜まり、同じマイナス同士が磁石のように反発しあって、電気クラゲをはじいて浮かせる結果になります。
それでは最後に5分間、先生と子どもたちで電気クラゲの滞空時間を競います。
みんな頑張れ~!!
それぞれ最高記録を発表します。一番の子は24秒!すごい記録ですね。
先生はなんと4秒でした???子どもたちの勝利です!
これで今年度のまちかど土曜楽交@オンラインは終了です。
離れた場所からの参加でしたが、みんなから楽しかったと感想をいただきました。
参加してくださった子どもたち、保護者の方々、授業を担当して学生たち、皆さまありがとうございました。