2019年度特別展「七宝瀧寺と志一上人 ―葛城修験二十八宿の世界―」について
公開日 2019年10月23日
令和元年10月31日(木)より、特別展「七宝瀧寺と志一上人 ―葛城修験二十八宿の世界―」を開催します。
葛城山系には『妙法蓮華経』の一品一品が埋め納められた二十八の経塚と、それらをめぐる途上で行者の心身を鍛え、山の持つ力にその身を浸す行場の数々――「葛城二十八宿」をめぐる修験の道のりがあります。役行者が「五百弟子授記品」を埋納したとされる第八経塚は、泉佐野市?燈明ヶ岳山頂に位置し、その尾根を南方に見上げる樫井川渓谷には数多の霊瀑が連なっています。七宝瀧寺が伽藍を構えるのは、かような葛城修験の霊地です。また、その樫井川の中下流域には、九条家が開発した荘園――日根荘が往時の姿を留めつつ、ひろがっています。本展覧会では、七宝瀧寺とその中興の祖として伝えられる志一(至一)上人にかかわる文化財を中心に、中世?近世における葛城修験の歴史と信仰について、また日根荘にもあわせて注目しながら、ふりかえってみることとします。
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〇会期
令和元年10月31日(木)~12月13日(金)
〇会場
紀州経済史文化史研究所展示室(和歌山大学西5号館3階)
〇開室時間
10:30~16:00
〇閉室日
土日祝および図書館閉館日(11月22日(金)、25日(月))
ただし、11月9日(土)、30日(土)は13:00~16:00の間特別開室します。
〇ミュージアムトーク
11月9日(土)、11月21日(木)、11月30日(土)、12月13日(金)
13:30に、展示室へお越しください。(60分程度)
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関連イベント
〇エクスカーション「日根荘の史跡をめぐる」
◎エクスカーションの受付は、終了しました。お申込みありがとうございました。
[日時]11月23日(土?祝)?9時10分集合 16時頃解散予定
[集合?解散場所]JR日根野駅 東口 日根野駅前バス停付近
[定員]20名程度(要事前申込)※事前申し込み締め切り 11月10日(日)
[参加費]実費(バス運賃1,000円程度?昼食費)
[主な探訪先]七宝瀧寺?香積寺跡?火走神社?毘沙門堂?長福寺跡?日根神社
※不測の事態に備えて傷害保険にご加入いただきます(無料)。
お申し込みの際に、氏名とフリガナ、性別、生年月日をお知らせください。
〇公開シンポジウム「七宝瀧寺と日根荘―九条政基『旅引付』をめぐって―」
◎公開シンポジウムの受付は、終了しました。お申込みありがとうございました。
[日時]11月24日(日)?13時~16時30分
(受付開始:12時30分)
[会場]エブノ泉の森ホール(泉佐野市立文化会館) 会議室[大]
※南海線 泉佐野駅よりバス5分
[定員]65名(要事前申込)
[報告者]
大橋直義(和歌山大学)「七宝瀧寺縁起攷―「外法成就の志一上人」をめぐって―」
廣田浩治(中世史家)「中世の村人と修験」
細田慈人(歴史館いずみさの)「九条政基と陰陽道―『政基公旅引付』にみる―」
熱田 順(中央大学文学部)「中世後期の領主権力と地域社会―和泉国日根荘を中心に―」
[司会]
大橋直義(和歌山大学)
※参加無料
参加申し込みについて
ご参加ご希望の方は、お名前、ご連絡先、ご参加人数、ご参加希望日(両日でも可)をご明記のうえ、可能な限りメールにてお申し込みください。
23日のご参加ご希望の方は、上記に加え氏名のフリガナ、性別、生年月日もご明記ください。
大橋直義(和歌山大学教育学部) naohashi@wakayama-u.ac.jp
紀州経済史文化史研究所(FAX) 073-457-7890