公開日 2016年09月09日
田中勝さん(平成22年度卒業生)、村川准教授らの論文が、FIT 2016(第15回情報科学技術フォーラム)で船井ベストペーパー賞を受賞しました。
本賞は、日本の情報科学分野最大の学会大会である情報科学技術フォーラム(FIT: Forum on Information Technology)において、その開催趣旨に賛同する船井情報科学振興財団から贈呈される賞です。査読付き論文として採択された中から特に優秀な論文に授与され、2016年9月開催のFIT 2016では、対象論文41編のうち3編が選ばれました。
受賞論文は、大阪大谷大学との共同研究の成果を取りまとめたものです。経典などの漢文に、ヲコト点をはじめとする諸符号が書き加えられた「訓点資料」の画像について、簡単な操作で漢字?送り仮名?ヲコト点をそれぞれ指定すれば、それをもとに行?列番号の推定や、漢字と諸符号との関連付け、ヲコト点の打点位置からの読みの推測などを、自動で行うシステムを開発し、和歌山大学?大阪大谷大学間で情報を交換しながら、精度評価を行いました。
- タイトル:訓点資料を対象とした翻刻支援システムの構築および評価
- 著者:田中勝、村川猛彦、宇都宮啓吾(大阪大谷大学)
- 氏名:田中勝(平成22年度システム工学部卒業生)
- FIT2016 第15回情報科学技術フォーラム 査読付き論文について