受賞しました!~和歌山大学 若手教員研究奨励制度に係る学長表彰(佐々木 啓助教)
公開日 2024年09月20日
2024年9月19日(木)に若手教員研究奨励制度に係る表彰式が和歌山大学学長室で行われました。
本制度は、優れた研究業績により本学の研究力向上に大きく寄与した若手教員を奨励するものであり、本学部からは佐々木 啓助教が他学部の准教授3名とともに本山 貢学長より表彰を受けました。
以下、佐々木啓助教からのコメントです。
観光学部助教の佐々木でございます。本日は、今年度から導入されました本制度による表彰をいただきまして大変名誉かつ励みに感じております。
簡単に自己紹介をさせていただきますと、私は研究者としては自然観光と環境教育を専門としております。昨年東大で農学の博士号を取得したばかりでありましたが、非常に幸運なことに、その後すぐにテニュア(任期なし)の助教として採用していただけました。その恩義に報いるべく、昨年度は、研究業績や外部資金等、運営費交付金の傾斜配分の指標、これは文科省が国立大学に求めていることでもありますが、にも貢献することに対して文字通り全身全霊で取り組ませていただきました。今回の受賞はこのような努力と実績をご評価いただけたものと思います。
今後も研究業績数と外部資金の2つに重点を置きつつ、ぜひ新たに取り組んでいきたいことがあります。それは、産官学連携であります。これは本学の中期目標?中期計画でも目指されていることですが、私はまだ着任して1年強ということもあり、研究者としてはまだ実現できておりません。実現に向けて来週のツーリズムEXPOジャパン2024、これは観光分野における世界最大級の博覧会でありますが、取り急ぎここで研究シーズを100枚ほど配布させていただくのを目標に、出展者の方々と交流をして参ります。
いま、国立大学は、法人化以降の運営費交付金の減額による厳しい財務状況にあるにも関わらず、さらなる「成長」を求められるという難しい舵取りを迫られる状況にあります。研究機関としての大学の「成長」には博士後期課程の強化が重要と言われていますので、一日も早く博士後期課程での主指導を担当させていただけるように、そして、これによって本学の研究力向上にさらに貢献できるように、今後の教育研究活動に努めて参ります。
また、私はまだ28歳ですので、向こう10年ほどは文科省の定義する「若手研究者」ということになります。ぜひ、この賞をもう一度いただけるように、そして、本学と観光学部の使命の達成に向け、日々励んで参ります。本日はどうもありがとうございました。