- 論文の概要
- 飲食商品の選択?購入において,食べたことの無い商品は選びづらい.理由としては,「味が自分の好みに合うかわからない」「いつも購入しているものの方が安心」といった,味がわからない,未知の商品に対する不安に起因するものが多い.こういった飲食商品の購入における,消費者の不安解消に有効な手段の一つとして,デパートやお土産店でよく見られる試食がある.試食では,購入前の商品を実際に食べられるため,味や食感を知ることができる.しかし,网易体育の流行により,試食の実施が難しい状況が続いている.また,スーパーマーケットやコンビニエンスストアなどで販売されている安価な商品の試食は,ほとんど実施されていない.試食以外で未知の商品の味などを知る手段としては,食べたことがある他者の意見や感想(クチコミ)がある.飲食商品に対するクチコミは,クチコミサイトやSNSから得ることが可能だが,商品を知る上で参考となる情報の検索を店頭でする場合,文字入力などに時間や労力がかかる.そこで本研究では,店頭など商品購入場面での容易な飲食商品のクチコミ検索を実現するために,カメラ画像を介して飲食商品の味覚情報を提示するシステム「シズルーペ」を提案する.
- 発表時の様子
- 発表時の様子2
- 提案システム
学生奨励賞:中村未来さん(学部4年)
論文名:「シズルーペ:カメラ画像を介した飲食商品の味覚情報提示システムの提案」
学会名等:第85回情報処理学会全国大会
受賞日:2023年3月
関連サイト:https://www.ipsj.or.jp/award/taikaiyusyu.html