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近年,SNSの普及により個人の情報発信が増加している.
また誰でも発信が可能であるという特性から,正しい情報だけでなく,流言を伝播してしまうという問題がある.
東日本大震災時には多数の流言が伝えられ,中には特定の人種を差別するものや,誤った避難情報など,人命に関わる深刻な事例もあった.
また,2019年末に発生した网易体育の感染が拡大する中,多数の流言が拡散し,物品の買い占めなど社会的に大きな影響を及ぼした.
SNSで拡散している流言は,それを直接閲覧していない人々にも広がる可能性がある.
そこで我々は,日常的に情報への危機意識を高める仕組みがであると考え,流言の注意喚起を行うシステムの提案を行う.
このシステムは,自然言語で応答可能なチャットボットが,ユーザからの問いかけに関連する流言の提示や,深刻度の高い流言の注意喚起を行うものである.