1年次より充実した実習授業-早期から教育現場を体験
和歌山大学教育学部では、1年次より学校教員になるための多様な教育実習を体験します。
教育学部附属の小中学校や特別支援学校?公立の学校園におもむいて、実際に教育現場を体験するなかで課題を見つけ、指導法や教育者としてのあり方を考えていきます。
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地域が、教育実習をサポート-へき地?複式教育実習
和歌山大学教育学部では2002年度より、本学の地域性を活かした全国でも注目される取り組みとしてホームステイ型小規模校実習を行っており、和歌山県内の各地で学生が学んでいます。必修ではなく希望者によるオプション型の学習ですが、参加した学生からは3つの力が獲得できたと好評を得ています。
- 山間地域の人々の暮らしや地域文化に学び、地域力が身につく
- 小規模校の特質に学び、子ども理解力と授業力が身につく
- ホームステイを通して人々の温かさを看取でき、コミュニケーション力がつく
一般の教育実習では得ることができない地域に根ざした教育を経験し、その後教職に就いています。
児童一人ひとりの特性を把握し、個に応じた教育のありようを学ぶ――このような実りの多い実習ができるのは、学生の努力はもちろんのこと、教育実習委員会、客員教授、ゼミなどの大学教員と、受け入れ学校、ホームステイ先のご家族、地域のみなさん、市町村教育委員会といった大勢の人々の支援とコラボレーションによって進められているからです。
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実践力をつちかう
教育学部の教職実践支援ユニットでは、豊富な教職経験を持った客員教授やスタッフが常駐し、学生の皆さんからの相談を聞きながら、アドバイスはもちろん、学校現場や地域とのコーディネートなど、皆さんの活動を強力にサポートします。これまでボランティアの経験がまったくなくても大丈夫です。
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学校の今を知りたいなら-教育ボランティア
和歌山県内外の学校園において学校行事や教科指導の補助にたずさわり、「学校の今」を身近に体験し、自ら社会へ積極的にかかわっていく力を養います。未来の学校教育を支える人材の育成を目的とするこの活動は、将来教員をめざす学生にとって、実践的指導力を身につけるうえで、今後ますます重要になっています。
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和歌山の小規模校を知りたいなら-小規模校活性化支援事業
1?2年次学生が和歌山県内の小規模校に出向き、1週間のホームステイ生活とともに、子どもの学習支援や運動会をはじめとする学校行事支援を行い、「和歌山の小規模校」を五感で学びます。この事業は地域からの強力なバックアップを受けることではじめて成り立つ取り組みです。
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これまで学んだ技能を活かしたいなら-クラブ活動の支援(教育ボランティア)
高校時代までたずさわってきたクラブ活動。今度は学校の一員として放課後クラブ活動を支援することで、これまでつちかってきた技能を子どもたちに伝えるとともに、子どもたちの放課後をサポートしていきます。
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これまで学んだ技能を活かしたいなら-ミュージアムボランティア
博物館や美術館のさまざまな活動にボランティアとして参加することで、将来の教育や文化の発展を支えるための基礎を身につけます。