概要

学部学生を対象とした修学支援新制度とは、日本学生支援機構の給付奨学金に採用されることで、入学料および授業料の免除を受けられる制度です。なお、給付奨学金と入学料?授業料免除のそれぞれについて手続きが必要となります。

 

申込資格

学業基準?家計基準の両方を満たした者が採用されます。

 

◆学業基準<各項目のいずれかに該当する必要があります>

学 部

新入生

ア.高等学校等における評定平均値が3.5以上
イ.入学試験の成績が入学者の上位1/2以上
ウ.高卒認定試験の合格者であること
エ.学修の意欲や目的、将来の人生設計等が、学修計画書により確認できること

学 部

在学生

ア.GPA(平均成績)等が在学する学部等における上位2分の1の範囲に属すること
イ.修得した単位数が標準単位数以上であり、かつ、将来、社会で自立し、活躍する目標を持って学修する意欲を有していることが、学修計画書により確認できること
  • 上記の基準に該当する場合であっても、在学中の学業成績等が適格認定において「廃止」に該当する場合は支援の対象外となります。

 

◆家計基準

①非課税世帯またはそれに準ずる世帯(多子世帯以外で申請する場合)

②資産基準

  • 本人および生計維持者(原則父母)の資産の合計が5,000万円未満(多子世帯の場合は3億円未満)
  • 私費外国人留学生は対象外です。ただし在留資格が法定特別永住者?永住者?日本人の配偶者等、永住者の配偶者等?定住者?「家族滞在」の人は申請可能です。なお、「家族滞在」とは、「日本人の小学校等、中学校等及び高等学校等を卒業(修了)していること」または、「小学校等を卒業する年齢の前に日本に入国したことがあり、日本の中学校等及び高等学校等を卒業していること」のいずれかに該当し、かつ、日本に定着して就労する意思がある者に限ります。
  • 高等学校を初めて卒業した日の属する年度の翌年度の末日から大学へ入学した日までの期間が2年を経過している人は申し込みできません。

 

給付奨学金と授業料免除の額

以下のとおりです。

                                                                           
区分 給付奨学金(月額) 授業料免除(年額)
  自宅通学 自宅外通学 減免額 支払額
第Ⅰ区分
(満額支援)
29,200円
(33,300円)
66,700円 535,800円 0円
第Ⅱ区分
(2/3支援)
19,500円
(22,200円)
44,500円 357,200円 178,600円
第Ⅲ区分
(1/3支援)
9,800円
(11,100円)
22,300円 178,600円 357,200円
第Ⅰ区分
(多子世帯)
29,200円
(33,300円)
66,700円 535,800円 0円
第Ⅱ区分
(多子世帯)
19,500円
(22,200円)
44,500円 535,800円 0円
第Ⅲ区分
(多子世帯)
9,800円
(11,100円)
22,300円 535,800円 0円
第Ⅳ区分
(多子世帯)
7,300円
(8,400円)
16,700円 535,800円 0円
多子世帯 535,800円 0円
  • 生活保護を受けている生計維持者と同居している人及び進学後も児童養護施設から通学する人は、カッコ内の金額となります。
  • 家計状況により年度途中で区分の変更や制度に該当しなくなる場合があります。
  • 自宅外通学の要件は、日本学生支援機構ホームページで確認できます。 自宅外月額の支給を希望する場合は、(給付様式35)通学形態変更届(自宅外通学)に自宅外証明書類を添えて、提出する必要があります。

なお、採用後も適格認定等により区分の変更や「廃止」や「停止」の認定を受ける場合があります。適格認定の基準については日本学生支援機構ホームページで確認してください。

 

在学採用募集?採用決定時期

以下のとおりです。

                                                                                                      
  
  申請内容 前期 後期
募集時期 採用決定 募集時期 採用決定
新入生 入学料?授業料免除

入学手続時

6月

7月~8月

11月
給付奨学金
在学生 授業料免除

1月~2月

6月

7月~8月

11月
給付奨学金

※手続きに不備があった場合等は、採用が遅れることがあります。

 

申込方法

募集開始前に、学生センターホームページ(授業料/経済援助ページ)、教育サポートシステムで案内しますので、必ず確認してください。手続きは複数回にわたりますので、Moodleの奨学金説明会(学内限定)を必ず参照してください。

 

採用後の流れ

採用が決定すると、保証人宅宛てに特定記録郵便で郵送しています。

送付物 奨学生証?その後の流れ(リンク先から参照することも可能です

 

第一種貸与奨学金の減額?増額(併給調整)

第一種貸与奨学金を受けている方は、授業料免除?給付奨学金を受けている間、奨学金が現在の月額から減額又は増額されます。

 

適格認定

適格認定とは、人物?学業成績?家計の3つの要素をもとに、給付奨学金の受給基準を満たしているかを判定する手続きです。この結果により、次学期の授業料の減免額が決定されます。

家計の確認 家計状況については、課税証明書等の税情報に基づき、毎年夏頃に確認が行われます。

学習意欲に関する報告 12~翌2月に、学習意欲に関する報告を大学に対して行います。(日本学生支援機構に対する奨学金継続願の提出は2025年度より不要となりました。)

年度末の学業成績による適格認定の結果、成績が基準を満たさない場合には、日本学生支援機構の基準に基づき、廃止?停止?警告等次のいずれかの措置がとられます。詳しくはリンク先を参照してください。

日本学生支援機構:適格認定(外部サイト)

 

家計急変採用

家計が急変し、今後の修学が経済的理由により困難になった方への相談は随時受け付けていますので、学生証を持参のうえ、一旦学生センター(学生支援課)まで直接お越しください。必要となる書類等は1回目の相談後にお知らせします。

日本学生支援機構:家計急変採用-給付奨学金(外部サイト)

 

機関要件

2020年4月1日より、文部科学省による高等教育の修学支援新制度が実施されています。本学は、2019年9月20日に、大学等における修学支援に関する法律(令和元年法律第8号)による修学支援の対象機関として確認を受けています。

なお、本学が認定を受けた確認申請書については、こちらに公表しています。

 

お問い合わせ先

Student Center

学生センター