卒業 | 2009年3月 光メカトロニクス学科 |
修了 | 2011年3月 光マイクロシステムクラスタ |
所属研究室 | 情報フォトニクス研究室 |
勤務先 | 和歌山大学システム工学部 |
職種 | 教員 |
作成 | 2021年3月 |
私は大学院博士前期課程(以下、大学院)修了後、民間企業での勤務を経て、現在は本学の教員として勤務しています。
私の場合、大学院進学を決めた特筆すべききっかけはなく、大学入学の時点から漠然と6年間の大学生活を見据えていたので、動機はあまり参考にはならないかもしれません。とはいえ、大学院に対してたかが2年と思う方もいるかもしれませんが、このプラス2年を経験するか否かはその後の人生において大きな意味をもつと考えています。特に、物理や機械、電気などを専攻される方は基礎となる修得すべき学問や知識が多く、いわゆる「自分の研究」と呼べるものに取り組める期間は、学部4年間のうちのたった半年ほどしかありません。それに対して大学院では、2年間腰を据えてじっくりと研究に取り組むことができます。この間には、自分で考え行動したことに対する研究的成果に加えて、学部時代には想像もできなかった自身の成長も感じ取れるようになるでしょう。
かくいう私も、大学院での研究活動を通していろいろなものの見方が変化し、それまで考えもしなかった世界が広がっていることを実感しました。ここでの経験があったからこそ、就職してからもなお博士学位取得を志すという選択ができましたし、それが今日に繋がっていると思うと、やはり大学院進学という選択をして本当に良かったと実感しています。