紙リサイクル原料古紙の地域間輸送に伴うエネルギー消費への影響の分析
我々の生活は、様々な製品、資源の輸送によって支えられています。
我が国全体では、実に5000億トンキロを越える貨物輸送が行われており、その中には古紙や鉄スクラップなどのリサイクル原料、廃家電、廃自動車などの回収、再利用のための修理製品やリユース部品なども多く含まれています。
この研究では、紙の古紙原料を輸送するために、日本全体でどれくらいのエネルギーの消費、二酸化炭素の排出が生じているかを計画モデルを使って分析する中で、複雑な古紙流通のために無駄な交錯輸送を効率的な輸送経路へと変更することによって、かなりの輸送エネルギーを削減できる可能があることも分かってきました。 さらに、道路輸送から環境に優しい鉄道輸送への変更や、再利用可能な梱包材、物流を管理するICチップなどを使うことによる環境負荷削減の可能性についても研究を進めています。