発想法を中心とした「知」の総合的な支援に関する研究
防災のためのデータ収集
(和歌山県広川町)
タブレット端末結合による
発想支援システム
食卓コミュニケーション支援
世界に張り巡らされたれたインターネット上には膨大な知識(ビッグデータ)が集積されています。ビッグデータを有効に活用するためには、収集、取捨選択、保存、検索、共有、通信、解析、可視化などの技術が必要とされています。このなかで、各種センサによるデータの収集および取捨選択、Webを基にしたデータの共有および通信、発想法によるデータの解析、テーブルトップインタフェースによるデータの可視化などを行っています。特に、プロジェクトやデザインの企画を立てる時に使う発想法を中心とした「知」の総合的な支援に重点的に取り組んでいます。
具体的には、リアルタイムWeb技術を使ったゼミ支援システムやノウハウ共有?伝達システムのほか、日本の代表的な発想法であるKJ法に基づく、防災等を主テーマとした発想支援システムなどを開発しています。また、これらのシステムを構築するためにはヒューマンインタフェース技術とコミュニケーション支援技術が必須なため、これらについて研究しています。
対人コミュニケーション支援に関しては、会話の雰囲気に応じてキャラクタの表情や動作が変化するチャット、ミニブログの一つであるTwitterやSNSを利用して地域の情報を共有するシステムなど、コミュニケーション相手との関係を考慮したチャットシステムやSNSの応用研究を行っています。また、食卓での対面コミュニケーションを支援するシステムにも取り組んでいます。