実践的キャリア教育とは
和歌山大学では、「和歌山大学行動宣言」において、7つの重点目標を掲げています。その第1に、「時代と社会が求める深い教養と、他者とともに問題解決に取り組むことのできる実践力を持つ人間を育てる」と示しています。これにしたがい、学生が4年間の大学教育のなかで働くことへの意識と意欲を高め、「就業力」を培い、市民?職業人として社会に参加することができるように、初年次からのキャリア教育の実施をはじめ、様々な環境構築を行ってきました。
この取組では、特に「PBL」と「コーオプ型インターンシップ」の発展と充実を推進しています(それぞれの説明はメニューから各項目をご覧ください)。いずれも、取り組むテーマ/課題が、産業界や地域をはじめとした協働主体から提供された"リアル"なものであることを大切にしています。リアルな課題に本気で取り組み、試行錯誤を重ねることで、チームメンバーや社会人といった他者とコミュニケーションを取りながら問題解決に取り組む経験を積み、同時に、社会への関心を高めます。専門の知識を実践の中で統合する、自分自身の特性に気づく、知識や能力の不足に気付き学習意欲が高まる、など、実践を積むからこそ得られる様々な効果が期待できます。
これらの取り組みは、大学単独では実施できません。多くの方々のご理解とご協力を得てはじめて成立するものです。産官学地域の協働で学生を育む体制づくり、関係性づくりにも、積極的に取り組んでいきます。 学生が本気になれる場づくりのため、社会の明日を担う人材育成のために、是非協力を頂ければ幸いです。